ゲーセン、音ゲー大好きおたくりんごです。
騒音性難聴はご存知だろうか?
イヤホン難聴と言った方が分かりやすいかもしれない。
実は私も右耳の4,000Hz付近がガクッと下がっている典型的な騒音性難聴だ。
4,000Hz付近の聞こえが悪い特徴をC5dipとも言うらしい。
今回は私が騒音性難聴になったと考えられる原因と、この騒音性難聴の危険性をはらむ一つであるゲームセンターの騒音具合を測定してみた。
騒音性難聴の対処法も自分なりに考えてみたので参考にしてみてほしい。
私が騒音性難聴になった原因を考えてみた
1つ目は騒音性難聴でよくある典型的なパターンである、ライブハウスで大音量の音楽を長時間聞いたことだ。
この時はライブが終わってから、耳が明らかにこもった感じがした。
どうも音響外傷による典型的な症状のようで、当時もやはり違和感が強かったのですぐに耳鼻科に行って検査をしたが、その時は特段聴力の指摘をされなかったのでまだ大丈夫だったようだ。
その後、耳のこもった感じは消失した。
2つ目は作曲によるものだ。
私が考えるにはこれが一番影響が大きかったと思える。
作業に集中すると、休憩もせずにどっぷり作業をし、ミックスやマスタリングの時には音を大きく上げてヘッドフォンで作業をしていたからだ。
3つ目は音ゲーだ。
昨年ごろからハマり始めた音楽ゲーム。
やはりゲーセン全体の喧騒に負けぬよう各筐体が凄まじい音量を出すので、こちらも耳に悪影響を与えたはずだ。
大まかにはこの3つが私の騒音性難聴の原因だと考える。
心当たりがありすぎてとても辛い…。
音ゲーをプレイしている時の音はどのくらい大きいのか?
それでは今回一番多くの人が当てはまりそうな、ゲームセンター等のアミューズメント施設での音のレベルをApple Watchのノイズアプリで測定してみた結果をお伝えする。
ちなみにApple Watchをつけているだけで測定してくれるので非常に便利だ。
昼前ごろからゲームセンターに入店、店内を散歩中は最大では80〜90dB近辺をウロウロしている。
音ゲープレイは正午あたり、プレイ中は最大で100dBいかないぐらいを記録している。
もちろん店舗や各筐体の音量設定等によって結果は異なる。
WHOによると騒音曝露限度は以下のようだ。
75dB | 127時間 / 7日間 |
80dB | 40時間 / 7日間 |
90dB | 4時間 / 7日間 |
100dB | 24分 / 7日間 |
110dB | 2分 / 7日間 |
120dB | 14秒 / 7日間 |
上記の表は1週間で各音量このくらいまでの時間なら耳に悪影響を与えにくいという表だが、
音ゲーを何度かプレイするだけで簡単に限度を超えてしまうのである。
ゲーセン大好き、音ゲー大好きな方はおそらく何時間もゲームセンターに滞在するだろう。
滞在するだけ耳に悪影響があることを忘れないよう意識を持っておくことがまずは大切だ。
Apple Watchは耳を守る
Apple Watchは大音量に曝されていると、以下のように通知を出してくれる。
耳に違和感を感じたことももちろんそうだが、Apple Watchの存在も耳を大切にしようと思うきっかけになったことは確かである。
ノイズアプリはこの場所がどのくらいうるさいのか測定できるので結構楽しかったりする。
個人的にはパチンコ店がMAXでうるさいのかと思ったら、意外とゲームセンターで音ゲーをプレイしている時の方が音が大きいことがありびっくりした印象がある。
耳は目よりも配慮が届かない部分であると思うが、Apple Watchのおかげで耳への配慮もより大きくなった。
ちなみにApple Watchのノイズアプリの精度は専門機器と比較してもなかなか高いようだ。
騒音性難聴にならないために
イヤホン / ヘッドホンを工夫する
もしイヤホンで音楽を聴いているならば、まずは音を小さくしよう。
イヤホン難聴と呼ばれるほど、イヤホンによる騒音性難聴が多いことも事実だ。
大抵は迫力が欲しい、周りの音がうるさい=音量を上げる
といった感じだろう。
迫力は正直少し小さめにしてしばらく聴いているとその音量に慣れてしまう。
最初だけ我慢だ。
周りの音がうるさくて音量を上げてしまう問題は、ノイズキャンセリング機能のついたイヤホンを購入するか、遮音性の高いイヤーピース/イヤホンを装着しよう。
私はAirPods Proの他に、音ゲー用の中華製有線ノイズキャンセリングイヤホンを購入している。
AirPods Proに比べるとノイズキャンセリングの効きが少し雑だが、あるのとないのではゲーセンの喧騒の中での音ゲープレイは全く違うものになる。
音も非常に聞き取りやすく、音ゲー自体高得点が取りやすくなるように感じた。
また、プラグを刺さずともノイズキャンセリングだけでも使えるので、ゲーセン内の移動ではイヤホンをつけたままノイズキャンセリングONで移動することも多々ある。
耳の疲れもだいぶ違うので試してみてほしい。
有線ノイキャンイヤホンについてのレビュー記事も書いているので参考にしてほしい。
適度な遮音感もあり、値段にしては音質もそこそこ良いイヤホンは、Creative EP-630というイヤホンだ。
ノイキャンが必要な程ではないが、少し音がうるさいゲームセンターはこのイヤホンを使っている。
ダンスゲーム等、イヤホンが使えない時もこのイヤホンをつけているだけで、軽い耳栓がわりにもなるので良い。
何よりノイズキャンセル等の機能がついていない分軽く取り回しが良いので、動きやすい。
筐体からの音がうるさすぎる場合は、イヤホンジャックに刺さずにイヤホンを耳栓がわりにし、筐体からの音が小さいなと思ったら、イヤホンジャックに挿してプレイする感じで私は使っていた。
工夫次第で普通のイヤホンでもある程度耳の大音量曝露を避けることができる。
音の大きな場所を避ける
アミューズメント施設全般、ライブハウス等が代表的な場所だろう。
だが、行くなと言われても行きたい場所である。
できるだけスピーカー等の音の発生源から離れたり、ライブ用耳栓をつけたり工夫しよう。
一つ一つの心がけが耳の健康を保つために必要だ。
騒音性難聴になった私が伝えたいこと
今のところそこまで酷いものではないが、右耳が軽い騒音性難聴の私は以下のような感覚がある。
- 音楽を聴いていると右耳だけ詰まったような違和感がなんとなくある。
- 音楽を聴いている時、右耳と左耳交互に聴くと音程が変わる。
- 音楽を聴いている時、右耳と左耳交互に聞くと、右耳だけ明らかに聞こえが悪い。
- 夜、外の鈴虫の音が右耳だけ聞こえない。
鈴虫は4,000Hz付近の音らしく、そこが騒音性難聴でガクッと聞こえが落ちる周波数帯らしい。
この感覚が本当に気持ち悪いし、鈴虫が片耳聞こえないのはショックだった。
これも今まで自分の耳への思いやりのなさが招いた結果である。
大事な耳を守るために今はできるだけ私も音量や、ゲーセン等の大きい場所では注意をするようになった。
楽しく音楽が聴けるのも健康な耳があってこそである。
これを読んでくれている皆さんもイヤホンの音量を気持ち小さく、音の大きい場所に行きすぎず、耳を労ってやってほしい。
また、難聴改善を謳うコンドロイチンZS錠による検証も行ったのでこの記事もぜひ見てほしい。
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