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【電動アシスト自転車】Panasonic ジェッターをレビュー【機能・走行編】

レビュー
この記事は約10分で読めます。
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電動アシスト自転車のPanasonic ジェッターを前回は購入理由と外観をレビューした。

今回は実際に乗って感じた事や機能レビューをしていく。

なおレビュー対象のジェッターは2020年モデル、BE-ELHC339というモデルだ。
2021年モデルも価格改定のみとのことなので2021年モデルを買おうとしている人にも参考になる

※上記リンクはジェッター廃盤のため、ほぼジェッターの新型「XEALT L3」となっています。

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機能性レビュー

サイズ感

今回フレームサイズが390mmのモデルを購入したわけだが、身長165cmほどの私としては正解だったと思う。

というのも440mmを試乗したことがあるのだが、私の身長ではかなり跨りづらかった。(もちろんサドルの位置もあるのだろうが)

サドル調整もレバーを緩めるだけで簡単にできる。

サドル盗難対策はされていないので、ワイヤーロックを付けたい人はつけたほうが良いかもしれない。

ベル

自分はほとんど使うことはないが、ベルは左ブレーキの近くに付いており、人差し指で鳴らす感じだ。
カチッとレバーを引っ張り切ると「チーン」と音が鳴るタイプ。
とても鳴らしやすく感じたのと引き心地が良い。

変速機

こちらは右ハンドルの付近についており、親指側(手前)のスイッチでギアを軽く、人差し指側(奥)のスイッチでギアを重く変速できる。
外装8段。

変速が個人的にはかなりやり易く、心地よいので電動アシストがありながらも無駄にギアを切り替えて楽しんでいる。

ギアを軽くする場合は、親指を浅く押し込むと1段、グッと奥まで押し込むことで2段分の変速ができるのも便利だった。

アシストスイッチ(液晶)

私の購入の決め手の一つとなった、様々な情報が表示もできるアシストスイッチだ。

表示内容

走行速度

現在の速度を表示することができる。
ただ反映に若干ラグがあるのが気になる人は気になるかもしれないが、こんなものだろう。
感覚的には速度の更新感覚が約1秒毎という感じだろうか?

バッテリー残量

他社や他の自転車では10%や5%単位、少なくなったら1%単位で表示とかもあるが、
ジェッターは常に1%単位での更新なのでスマホの残量表示のようでなんとなく心強い。

残走行距離

私が一番使わない表示がこの残航続距離。
平坦路や下り坂、高速走行している時はアシストが切れることが多々あるのであまり当てにならない。

電動アシストは24km/hを超えるとアシストが切れるようになっている。(法律的に)

走行距離(TRIP)

個人的に好きな表示がこのトリップメーター。
乗ってからどのくらい走ったのか見れるのはかなり良い。

ちなみにApple Watchとこのトリップメーターで差を測ってみたが、ほぼほぼ同じだった。

ちなみにトリップメーター、平均速度、最高速度の画面でセンターボタンを長押しするとこの3項目のリセットができる。
適宜リセットして使うことで有効な情報を得ることができる。

平均走行速度

トリップメーターで表示されている距離間内での平均走行速度だ。
これが速いほど剛脚ということになるだろう。

最高走行速度

トリップメーターで表示されている距離間内での最高走行速度だ。
大体は下り坂で一番速度が出た時の値になるだろう。

走行距離(ODO)

オドメーター(積算走行距離)も付いている。
これも何気に嬉しい。
今まで自転車を稼働してどのくらいの距離走ったかがわかるのは、メンテナンス時期を知るためにも、自分で頑張ったのを実感するのにも非常に良い。

ケイデンス表示

1分間のペダル回転数も見ることができる。
大体自分にとってどの回転数が心地よいかを決めて、その回転数に合わせるようギアを変えると気持ちよく走ることができる印象。

設定

設定メニュー

電源をつけて、下ボタンとセンターボタンを3秒以上同時押しすると設定画面が現れる。
以下の設定ができる。

コントラスト(液晶の濃淡)
10段階で液晶の色の濃さの設定が可能。

・バックライトの明るさ
ライトONで設定すると夜間の明るさ、OFFで設定すると昼間の明るさをそれぞれOFF〜4段階設定可能。

・単位
以下の二つから選択可能。

速度距離
km/hkm
mphmile

・タイヤ周長
タイヤを交換した際等に変更する。
1000mm〜2499mmで変更可能。
初期値は2200mm。

・積算距離修正
ODOの値を修正できる。
0〜99999.9kmまで設定できるが基本は弄ることはないだろう。

・工場出荷時リセット
全てをリセットする。

ボタン

側面上部に前照灯ボタン、電源ボタン
言わずもがなそのままのボタンである。

液晶部に上ボタン、下ボタン、センターボタン
上ボタンでアシストを強め、下ボタンでアシストを弱める。
センターボタンで表示項目の変更だ。

側面下部にはHIGHモード直切り替えボタン
HIGHモード以外のモードで、ワンプッシュでHIGHモードにできるボタン。
だが、私は普通に上下ボタンの方が押しやすいので滅多に使わない。
このボタンを別の機能に割り当ててくれた方が良かった。

スタンド

スタンドが付属しており、思いっきりキックしなくてもスッと解除できる点が良い。
風に吹かれたりすると一点式なので倒れる可能性はあるが、それはどのスタンドも同じことが言えるだろう。
通常止めておく分には何も心配いらないくらいの安定感だ。

バッテリー

バッテリーの取り外しは付属の鍵(ワイヤーロック兼用)で外すことができる。

外し方、入れ方共に横にスライドする感じだ。

バッテリー自体には持ち運びの取っ手部分はあるが、穴が空いているタイプではないので、ワイヤーロックで防犯対策はできない。
外出先で不安な人はバッテリーを取り外した方が良いかもしれない。

充電器と接続したらこんな感じだ。
充電器自体も割とコンパクトなので持ち運ぼうと思えば持ち運べるサイズ感だ。

充電自体もカタログ値で約4時間となっており、帰宅後に晩御飯を食べている間、就寝時等にしっかり満充電でき良い。

付属品

鍵3つと充電器、ワイヤーロックだ。
ワイヤーロックも割と頑丈そうではあるが、短めなので少し使いにくいかもしれない。
ワイヤーロックの端から端までの長さは約69cmほどだった。

個人的には盗まれそうな場所では他のロックと併用した方が良いと感じた。

走行レビュー

乗り味

まず感じたのは硬めの乗り味だということ。
空気圧等も関係するのかもしれないが、段差や路面の凸凹等は結構直に体に伝わる感じだった。
なので、自転車通行可能歩道とかよりも車道の方を走りたくなる事は多々あった。

フロントサスペンションがついたハリヤとかだとまた感じ方も変わってくるのだろうか。

歩道の段差を乗り越えるために前輪を上げられる位にはなっていた方がいいかもしれない。

前輪にモーター等が入っていないので、重みでカーブの時にハンドルを取られるとかはなく、普通の自転車のように曲がることができた。

アシスト

私は普段運動をほとんどしないため、体力は平均より下だと思う。
平均より下だと思う体力視点でのレビューとなっている。

ECOモード

僅かな傾斜の上り坂程度であれば、エコモードで問題なく登ることができる。
平坦が多い場所であれば常時エコモードで良いと思う。

ただ普通の上り坂で常用するのはキツい。

AUTOモード

基本的にどのような場所でも楽に走ることができた。
ただちょっと坂がキツめの登りだと少し足が辛く、若干息が上がるかなという感じ。
キツい坂ではやはりHIGHモードを使いたくはなるが、座り漕ぎで普通に登り切れる事はできる。

有酸素運動である程度運動も兼ねる人であれば、ECOかAUTO常用がいいだろう。

軽いギアで程よいペダル回転数でずっと回すことができるならこのモードだけで全く問題ない。

私が若干息が上がってしまうのは多分速度に物足りなさを感じて、速度を上げようとしてアシスト力が弱くなってしまうからだと思う。

電動アシスト自転車は速度が上がるにつれてアシスト力が弱くなる。(どのメーカー、車種でも基本的に同じ)

HIGHモード

ザ・楽。
キツめの坂もHIGHモードにすることでかなり負担軽減される。
使えるならずっとこれを使っていたいが、やっぱり電池残量が気になってしまう。
運動にはあまりならないと思う。

これも速度速めで坂を登っているとアシストの恩恵が少なくなるので、低速なほど楽。
高速になるにつれて、AUTOモードとの違いがあまりわからなくなる。
低速だと力強いアシストが感じられる。

NO ASSISTモード

アシストなしのモード。
電源をオンの状態でこのモードにできるので、液晶の各種機能(トリップメーターや速度計)を使いたいならオンの状態でこのモードを選択しよう。

よく電動アシスト自転車だと重くて平坦路でもキツいと言われるが、正直平坦路であれば普通の自転車と変わらないくらい気持ちよくスピードが出る。
ギアを上手い事操作すればアシスト無しでちょっと今日は頑張っちゃおうかな!とかも思えるレベルだ。

思ったより普通に自転車できてるのでこのモードも私は結構運動がてら使う。

変速

外装なのでペダルを回しながら変速する。
たまにガチャン!と大き目のショックが起きることもあるが、基本的にゆっくり優しく変速するとショックもなく、気持ちよくギアを変えることができる。

8段変速の自転車に初めて乗ったが、乗ってる最中は終始ギアを変えて遊ぶくらいにはガチャガチャ楽しく変速していた。

最も重い8段目はかなり重く、平坦路のアシスト無しでこれを使い続けるのは運動不足の私からしては結構厳しい感じだった。
6,7段目ぐらいが平坦路のアシスト無しでスピードを落とさず維持できる丁度良いギアだと感じた。

アシストON時も軽いギアだとスピードはかなり落ちるが、かなり楽になる。
重いギアだと一気にスピードが出るが、すぐアシスト制限の速度域に達してしまうという感じ。
チェーン等を長持ちさせる為にも発進の時は軽めのギアを使うよう意識したい。

ペダル

ペダルに何かを思うほど自転車に乗り尽くしていないのでなんとも言えないが、特に不便を感じたり踏み外してしまうこともなく快適にペダルを回すことができた。

ブレーキ

前後ともに気持ちよく止まってくれる印象だ。
急坂の下りだと、後ろブレーキのみでは若干心許ない感じ。ただ前ブレーキが強いのでどちらも使えば全く問題ない。
あまり急ブレーキをかけるような運転はしないのでわからないが、パワーモジュレーター付きで(画像の上部少し見切れてる所)ブレーキがロックするようなかかり方はしないので安心だ。
通常のブレーキであれば恐怖心もなく問題なく停止することができた。

ライト

結構明るく前方を照らしてくれる。

夜間はスピードを出しすぎなければ安全に走れる十分な明るさだと感じた。
オートライトではなく、アシストスイッチ上部についているボタンを都度押す必要がある。
これは賛否あるかもしれないが、私はスイッチを押すことに苦を全く感じないし、そもそも何度も押す場面はほとんどないので自分の自由にON/OFFできるこの仕様は気に入っている。

終わりに

今回は実際に使ってみたレビュー、皆さんはどう感じただろうか?
色んな車種を検討している人もいるが、参考になれば幸いだ。

後日、バッテリーの持ち検証もやってみた。

またこういった検証をしてほしい等があれば、コメントにて頂ければできるものであれば検証していこうと思う。

※上記リンクはジェッター廃盤のため、ほぼジェッターの新型「XEALT L3」となっています。

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