今回は中華製テントネタ。
スカート付きでキャノピー(ひさし)がセットできるテントで1万を切る激安テントの「FLYTOP」というメーカーの3人用テントを紹介する。
ちなみに販売者によって、AzarxisやKazumiya等と書いているが、結局FLYTOP製だ。
なお、Amazonでは二人用と三人用があるが、今回は三人用テント(3〜4人)でのレビューなので注意いただきたいが、二人用もサイズ感以外はそこまで変わらないとは思う。
ちなみに今まで私はNaturehikeのCloudUp2というテントを使ってきたが、最近職場の同僚と広めのテントでキャンプをした時、やっぱり広いテント良いなぁと思い今回少し大きめのテントを購入してみたというわけだ。
それではレビューと購入時に重視した点、最後に簡単に設営の方法を添える。
レビュー
サイズ
テントサイズカタログ値
180cm×210cm
高さは135cm
前室後室は共に奥行き60cm
ただし、構造上前室の方が広い。
インナーテント内サイズ
約170cm×約200cmだ。
銀マットやラグ、コットを入れるための参考にしてほしい。
良い点(特徴)
キャノピー付き
入口の構造上、別途タープポール等を購入して、テントの入口をタープポールに繋ぐと、簡易タープが完成する。
車キャンパーなので別にタープを買っても良いのだが、一体物が好きな自分としてはキャノピー付きテントになることもテント選考の一つとなった。
跳ね上げる高さにもよるだろうが、一番低い場所にヘリノックスチェア的なものを置いて座っても天井に頭をつくことはなかった。
ちなみにフライシートの入り口付け根部分までの高さはおよそ110cmぐらいだろうか。
タープポールはDODのものを購入した。
ちなみに購入時期にもよるが、Amazonでは赤が安くなることが多い。
3本全てつないで上の画像のような跳ね上げになるので割とちょうど良い高さだと思う。
ソロキャンプの時はここでゆっくり星や晩酌をしながら楽しんでいる。
前室が広め
前室がすごく広いわけではないが、60cmほどあり、テント内から前室で簡単な調理等を行うことができる。
つまり雨でもキャンプを楽しめるわけだ。
前室で調理する時は、火でテントを燃やさないように細心の注意をすること。
焚き火は基本的にキャノピー下でもやらないようにしよう。
ちなみに夜雨に降られて困るものの一つであるチェアは、上の画像のタイプのものだとギリギリフライシートを閉じても前室に収納ができる。(結構キツキツだが)
後室がある
なんと後室もある!
こちらも前室と変わらず60cmほどあるが、前室は台形の形となって少し広く感じるが、後室は三角形の形になるので少し狭く感じる。(ペグは右左どちらかに打つことで、どちら開きにも可)
しかも後室からも出入り可能。
基本的には後室は荷物や靴置き場等に使うのがベストと感じた。
また、夜露や雨対策で椅子を前室部分にねじ込んだ時、前室から出入りがし辛い状況となる。
なので、私の場合、夜間は後室が出入口になることが多い。
こういう時も後室はかなり役立つ。
インナーがフルオープンとフルメッシュとフルクローズ選べる
4シーズン対応ならではの、インナーテントの出入口がフルクローズ、フルメッシュ、フルオープンが選べる。
フルメッシュは基本的にテント内側からしか出来ない。が、外側から手を伸ばせばできるのでそこまで気にすることはない。
夏にフルメッシュは重宝しそうだ。
フルクローズ+フライシートを閉じれば、冬や風が強い時や夜間等に重宝しそうだ。
スカート付き
テントにスカートが付いており、下からの風や雨雪等の侵入を防ぐことができる。
単純に風を通さないだけでも、テント内の温度上昇に少しは役立つだろうし、暖房器具を使っている時にはすごく便利になるだろう。
しかもスカートを巻き上げることもできるので、暑い時期や換気をしたい時にはしっかりと風を通すこともできる。
二箇所ベンチレーターあり
フライシートに二箇所ベンチレーターがあり、換気したい時に簡単に開け閉め固定ができる。
少しわかり辛いかもしれないが、インナーテントはドア以外側の上部がメッシュになっているので常に換気されているのと同様である。
収納時サイズがコンパクト
カタログ値で長さ48cmの直径17cmのコンパクトサイズ。
重さは体重計で測った所、2.9kgだった。
これならバイクキャンパーでも持っていけるだろう。
私は車キャンパーなので全く問題なし。
結露しにくい?
ソロでこの大きさだからなのか、温度差がそこまで無かったからなのか、換気がよく出来ていたのか、あまり定かではないが、テント内部の結露があまり無く快適に過ごすことができた。
霜はフライシートにたくさん付いていたが、それがインナーテントの内側まで来ることはなかった。
ちなみにCloudUp2を使っていた時はよくインナーテントに接触していた部分の寝袋が濡れることがあった。
微妙な点
色が一色のみ
3人用でスカート付きのFLYTOPテントがオレンジ一色しかないのが残念。
2人用だと複数色あるようだ。
インナーテント出入口の下が固定
インナーテントの出入口は下側が固定(チャックがついていない)されている為、完全に開けないと出入りがし辛い。
逆U字型なので、少しだけ入口を跨いで入る必要がある。
水滴があると前室側の入口付近に水が入る
フライシートが結露や霜等で水滴が付いている場合、フライシートを開いた時にインナーテントを閉じていないと、水がインナーテントの中に落ちてくることがある。
これは、インナーテントの居住部分がフライシートの前室入口の付け根部分より少しだけ前に出ているので滴り落ちてくるのだ。
霜がいっぱい付いた朝とかは陽が登ったあとは結構水が落ちてくるので、水が滴りそうな時は後室部分から出入りした方が良いかも知れない。
設営方法
グランドシートを敷く
これは自由だが、汚れや破れ防止のためグランドシートを敷いた方が良い。
私はとりあえず下に何か敷けばいいや的な考えなので、ダイソーで購入した1.8m四方のブルーシートを下に敷いた。
ハトメ付きなので、強風の時はハトメにペグを仮打ちしたりして固定しておく。
(ただペグでインナーテント破らないよう注意)
インナーテントを広げペグダウン
ブルーシートの上にインナーテントを広げる。
ブルーシートを隠すようにインナーテントを配置しよう。
ブルーシートがはみ出ていると、雨が降った時にグランドシートの上に水が溜まることがあるので注意だ。
ちなみにダイソーの1.8m四方のブルーシート、意外とジャストサイズだった!
インナーテントの四方をペグダウンしよう。
ハトメはポールを挿す部分なのでループ部分にペグを刺そう。
ポールを挿し込む
付属のポールをクロス状に差し込む。
インナーテントの四方にハトメがあるので、そこにポールを挿し込むとテントが立ち上がる。
大きいので二人以上いる時は手伝ってもらうのが良いかもしれない。
フライシートを被せてペグダウン
インナーテントの上にフライシートを被せよう。
上の画像のように黒の線が二つある側が前室となり、一つ側が後室である。
インナーテントとフライシートのバックルを接続しよう。
フライシートの前室部分二か所と後室部分一か所にペグダウンしよう。
テントにロープを張る
強風時や見栄えを良くしたいならテントにロープも張ろう。
四方にロープを張る箇所があるので、そこに付属のロープを結ぶ。
ロープの結び方はこちらがわかりやすいかもしれない。
ペグにもロープを結び、ロープを張ってペグダウンすればOK。
キャノピーを跳ね上げる
これも必須ではないが、見た目が良いのでできればやりたい。
タープポールがない場合は、入口部分を巻き上げてフライシート上部に固定できる。
キャノピーを跳ね上げるには、前室部分のフライシートを持ち上げ、ポール先端にフライシートの輪っかを通す。
タープポール先端にロープを結んで伸ばしてみて、大体の位置にペグダウンしておく。
逆側は自在金具が付いているので、(自分が買ったものは)調節しながらペグにテンションをかけて突っ張らせる。
安定した位置を探れば完成。
私はDODのポールを使用した。
終わりに
新しいテントを購入して、以前とは段違いの広さにとても快適だった。
ソロでも2人でもキャンプに行きたくなった。
追々耐久性等も追記していきたいと思う。
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