iMacの内蔵ストレージの故障が起き、急遽外付けSSDにmacOSを入れて運用することにした。
という訳で、今回購入した外付けSSDはコレ。
KIOXIAのUSB3.2 Gen2対応の外付けポータブルSSDだ。
とりあえず外付けSSDにmacOSのインストールとバックアップの復旧を行なった。
無事外付けSSDからmacOSが起動できるようになったので、早速購入直後のベンチマークを測ってみることに。
ベンチマーク
購入直後
外付けSSDのフォーマットはAPFS。
製品の公称最大読出速度は1,050MB/秒とのこと。
早速測ってみる。
かなり公称に近い速度が出ているのではないだろうか。
半年後
ほぼ変化なし。
まだまだバリバリいけそうだ。
ちなみに速度低下を防ぐものとしてSSDのTRIM有効化があるが、色々と調べたところ…。
とのこと。
TRIMを有効にすると起動失敗云々は少し昔のOSの話が多かったので、今現在ではなんとも言えないが、あんまり良い予感はしなかったのでとりあえず現状ではTRIMの有効化はやめておくことにした。
外観
銀色の長方形の丸っこいボディにKIOXIAの表示で非常にシンプルなものとなっており、アルミMacとの親和性もなかなか良いと思う。
サイズは公式サイト上では、105.0mm×45.0mm×14.7mmとのことで、手のひらサイズで重さも76gと非常に持ち運びしやすい。
一応耐衝撃設計とのことで、持った感じも衝撃には強そうだなとは感じた。
付属品はUSB Type-CとType-Aのケーブル2つ。
Type-Aが付いているのは地味にありがたい。
通電時はUSB接続箇所の横の青いランプが点灯し、アクセス時は点滅する。
ほんのり光っているだけなので、夜間もそこまで気にならないだろう。
使用時
スピード
私の場合、macOSを入れての使用で、外付けSSDに変えることでかなりのスピードアップを期待していたが実際は今までの内蔵ストレージ(Fusion Drive)とほぼ体感の違いは無いように感じた。
というのも内蔵ストレージのFusion Driveも地味にSSDが128GBあるので、OS起動時やアプリ起動時はそこまで遅いと感じなかったからかもしれない。
よく使うデータはFusion Driveが勝手にSSD側に保存する仕組みだよ。
ただ、ミュージックアプリのアルバム一覧でのスクロールの際の画像読み込み、写真アプリでの読み込み等、細々したところは外付けSSDでの速度向上を感じることができた。
恐らくそういった部分はFusion DriveのHDD側に保存されていたので速度が遅く、読み込みに時間がかかっていたのだろう。
温度
ネットサーフィンやブログ記事執筆等そこまでSSDにアクセスしない場合はアクセスランプ点滅もそこまでなく、本体もほんのり暖かいぐらいだ。
逆にTime Machineからバックアップの復元を行うときなどアクセスが長時間続いている時は結構熱を持つのが少し気になった。
本来は写真や動画データの保存場所等に使うことも多いと思うので、若干熱が気になるかもしれないが、逆に言えばうまく排熱できているとも捉えられるので問題ないと思う。
番外:TRIMに対応しているの?
SSDのTRIMとは何かというのはここでは今回触れないが、簡単にいうとSSDの速度低下を抑制する機能みたいなものである。
Montereyからは外付けUSB接続のSSDがTRIMに対応したらしいが、有効化するには以下の条件が必要だ。
KIOXIAでは公式サイト上でUASPに対応していることは書かれているが、TRIMについては表記がない。
TRIMの調べ方として、外付けSSDを抜き差しし、ターミナルで以下のコマンドを入力
log show --predicate "processID == 0" --start "2022-12-22 15:30:00" | grep spaceman
日付部分は抜き差しした時間以前に変更し、実行。
kernel: (apfs) spaceman_scan_free_blocks:3153: disk4 scan took 4.544669 s, trims took 2.996066 s
kernel: (apfs) spaceman_scan_free_blocks:3155: disk4 100157466 blocks free in 4570 extents
kernel: (apfs) spaceman_scan_free_blocks:3163: disk4 100157466 blocks trimmed in 4570 extents (655 us/trim, 1525 trims/s)
kernel: (apfs) spaceman_scan_free_blocks:3166: disk4 trim distribution 1:815 2+:622 4+:809 16+:312 64+:174 256+:1838
上記のような結果が出たらTRIM対応とのこと。
kernel: (apfs) spaceman_metazone_init:191: disk4 metazone for device 0 of size 2693771 blocks (encrypted: 0-1346885 unencrypted: 1346885-2693771).
kernel: (apfs) spaceman_scan_free_blocks:3171: disk4 scan took 2.461839 s (no trims)
上記のような結果が出たら非対応とのこと。
詳細は以下に書かれている。
私が実際に試したところ、おそらくTRIMに対応している…っぽい。
ちょっと確証が持てないが多分対応している…。
KIOXIAのポータブルSSD買ったけどTRIM対応してないじゃないか!という苦情は無しでお願いしたい…。
終わりに
緊急的にSSDを購入したわけだが、持ち運べるUSBタイプの製品にしては速度も速く、アルミMacにもなんとなくマッチしているので満足度の高い一品だった。
2TB以外にも500GB、1TBもあるので自分に合った容量を選ぶと良い。
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