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ウェアラブルクーラー「REON POCKET 5」をレビュー

デジモノ
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今年も例年と同じように酷暑となり冷感デバイスが欲しくなる時期だ。

そんな中、前々から気になっていたSONYのREON POCKET 5を購入したので、REON POCKETシリーズ初体験の私が感じたままにレビューしてみる。

ちなみに4月〜8月に使用している。

この記事でわかること
  • REON POCKET 5のレビュー
  • 買いかどうか
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外観

ソニーらしいシンプルでカッコ良いデザイン。

裏側には肌に密着させるステンレススチール部分。

ネックバンドは付属しており、ある程度形状記憶するような材質なので装着感は悪くない。

付属品はエアフローパーツがロングとショート二つ、USB-Cケーブル、あとはREON POCKET TAG(タグセット購入時のみ)だ。

実使用

見た目

ほぼほぼ服の中に隠れるように着用できるので、場所を選ばないで着けられるのがかなり良い。
首元にがっつり引っかけたり、モバイル扇風機を手に持って顔に当てるとかよりも存在感が全くなく、こそっと冷たくしたりあっためたりできる。

付け心地

REON POCKET 5はシリーズのなかで一番大きいらしいが、初めてシリーズを使う身としては大きさも重さも最初こそは着けている感が気になったものの、30分もしたら慣れてしまった。
特に長時間つけても我慢は全然できるかな?という感じだ。

Yシャツとネクタイ着用時は流石にちょっと首が締め付けられている感じは否めない。
特にきちんとネクタイを着けていなければならない場合は、REON POCKET装着でかなり窮屈な感じになるのは要注意。

私の場合は結構ネクタイを緩めるタイプなので、締め付け感もそこまで強くせず何とかなるかなと感じた。

また、Yシャツでもロングエアフローパーツのおかげで熱が篭らないのは良かったが、後頭部に熱は感じるのでちょっと微妙。

電池持ち

4月の昼間の暑い時間、夜間の寒い時間に着けて他は外したりして過ごしていたが、そんな使い方だと3日ほど充電なしで使えた。
過去シリーズより電池持ちがかなり改善したらしいが、過去シリーズを使用したことはないのでよくわからないが、ずっと連続使用しないのであれば1日は普通に持つレベルだと思う。

が、7、8月の酷暑時は連続稼働が多くなり1日は持たないと思った方が良いだろう。

COOLモード

5段階(6段階も可能だが、最強モードはモバイルバッテリーが必要)で調節でき、COOLモードをオンにした瞬間から一気に冷えていく感覚がなんとも新鮮だった。

ただいくら強いレベルに調節したところで、肌が温度に慣れてしまうのは避けられなかった。
もちろん慣れてるだけでちゃんと冷えているので問題はないのだが。

また、WAVE機能(冷却、切を繰り返して冷却慣れを軽減させる機能)を使っていると、確かに冷却慣れは防げるのだが、切れた瞬間にWARMモードになったのか?と思うほど温まった感じがする。(実際には切れているだけ)

静音性はレベル5で少しだけファンの音が気になるかな?というくらいで、普段使いにはほぼ気にしなくて良いと思う。

ちなみに7月以降の夏本番外気温35度以上の際での使用はほぼ全くもって無意味だ。
なんならREON POCKETをつけている方がなんとなく暑苦しいくらいある。

WARMモード

4段階で調節が可能。
こちらもオンにした瞬間から一気に温まっていく感じ。

SMART WARMモードを使っているとガンガン温度が上がっていく時があり、アツっ!となる時がある。(我慢はできる)

COOLモード時より慣れ感はないので、ずっと温かい感じだ。
正直WARMモードの方が使い勝手は良さそうである。

ちなみに低温やけどの心配については、公式サイトのFAQ、Q63にて”起こりにくいように配慮した設計”となっているとのこと。

心配であれば、手動で調節をした方が良さそうだ。

安静時

車の運転時にエアコンと併用して使用した。
モードはSMART COOL⇔WARM MODEだ。

大体車内の温度はエアコン自体で大体快適な為、REON POCKET自体は補助的な感覚となる。

何となく車内に日光が差している時等、何となく暑いかな?という時に首元がヒヤッとしている感じはちょっと快適だ。

正直車の運転時は自分でエアコン温度調整ができるのでそこまで必要性は感じない。
ただ、公共交通・施設等エアコンの温度が弄れない場所ではあるのとないのでは結構違うような感じはした。

運動時

軽い散歩の時、電動自転車に乗った時に着けてみた。
モードはSMART COOL⇔WARM MODE使用。

REON POCKET TAGのおかげで温めるのか冷たくするのか自動で決めてくれるのは良いと感じた。
その日は外気温がやや低めの18℃代だったが、まずは温めからスタート。

首元が適度に温められかなり気持ちよく快適だった。
先ほども言った通り、個人的には冷たくするより温める方が使い心地が良い気はした。

ある程度運動して体が温まってくると少し暑くなり、冷却を始めて欲しくなるのだが、ずっと温め状態のままだった。
REON POCKET本体にも温湿度センサーがあるので、体が暑くなってきたのを検知してCOOLモードとなるかと思ったが、期待通りとはいかなかった。
感覚的にはTAGのセンサー情報の方が優先度が高い感じはした。

そのため、手動でSMART COOLモード等に変更する必要があった。

ちなみにこちらも夏は無意味。なんとなく首元が冷えるような気がするただ邪魔なものに変わるので注意。

不満点

Apple Watchでの操作が不可能

Apple Watchでは温湿度の確認しかできない

SMART COOL⇔WARM MODEが期待通りに動作しない時に、手動でCOOLやWARMに切り替えるわけだが、切り替えが面倒という点が一番気になった。

スマホを操作している時であれば特に面倒ではないのだが、歩行時や運動時にスマホの操作は基本的にできないもの。
しかもカバンやポケットにスマホを収納していることが多いだろう。
この取り出してスマホをつけてアプリを起動させて…という作業がかなり手間なのだ。

心から思うのが、Apple WatchでREON POCKET動作モード変更ができるようにしてほしいということ。
現在のApple WatchのREON POCKETアプリだとREON POCKET TAGの温湿度情報しか取得できない。

AUTO START/STOP機能が微妙

AUTO START/STOP機能という、着用でON、外すとOFFになる機能があるのだが、着用してもONにならない等、ちょっと微妙な動作の時がある。

私はこの機能は切って運用している。

夏はとても使えない

夏の暑い日にREON POCKETを使って「これがあるのとないのでは全然違う〜」というレビューは個人的には正直サクラレビューじゃないかと思ってしまうほど夏では役に立たない。

夏の使用に期待するのは厳禁だ。

ただし冬の使用は割とアリだと思うが、正直バッテリー駆動のカイロなど世の中に沢山あるのであえてこちらを選ぶ必要はない。

終わりに

ネット上ではかなり賛否あるこの商品、実際使ってみて正直自分はオススメできない商品だった。

大前提として、体全体がエアコンにあたるように快適になる!と思って購入するのは絶対に辞めるべきだ。
あくまで首元が局所的に気持ちよくなり、血流で何となく体の温度も変わって少しだけ快適になる…かな?といった商品だ。

大きな期待をして買うのは避けるべきだが、ガジェット好きでスマホでデバイスの温度が何となく変えられて何となく快適になる新しい感じ、これが好きなのであれば購入もありだとは思う。

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