早いもので暑い夏からもう寒い冬が到来しようとしている。
あと1ヶ月もすれば12月だ。
そんな寒い冬に向けての支度はできているだろうか?
今回は私が約2年前に購入していたホット脚入れヒーターのレビューをする。
ホット脚入れヒーターとは?
この写真がぬく袋こと、ホット脚入れヒーターである。
その名の通り、足を袋の中にすっぽり収めて暖を取る器具だ。
この商品、今より暖房等の環境が整っていない学生の受験勉強に重宝されたようだ。
椙山紡織 NA-21SHZレビュー
外観
今回のレビュー対象は、椙山紡織のNA-21SHZという足温器。
表生地が綿100%、裏生地がポリエステル100%の安心日本製だ。
私はあまり身長が高くないが、成人男性の下半身はすっぽり入るぐらいの大きさはある。
袋の中に入って紐で締め上げることにより、冷たい空気の侵入を防ぐことも可能。
紐の反対側はマジックテープになっており、ギュッと締め上げた後でもマジックテープを剥がすと簡単に外に出る事ができる。
底面部分は電熱板が入っており、少し”板”感がある。
かと言って、すごく硬い板が入っているわけではない。
この底部分から暖かい熱が放出される。
操作はこのリモコンで行う。
無段階だが、弱・中・強に分けられている。
ちなみにこのリモコンは外す事ができ、袋自体を水洗いする事が可能だ。
シーズンが終わったら洗って次のシーズンに綺麗な状態で備える事ができる。
使用感
オンにると、ほんのり袋の中が暖かくなる。
ただし、袋全体が暖かくなるわけではなく、あくまでも底面の電熱板が暖かくなり、その暖められた空気が袋の中全体に行き渡ると言った感じだ。
設定温度を私の感覚的に言うと、
弱・・・ん?少し暖かくなってるかな?
中・・・暖かい
強・・・ちょっと暑いかな?
と言う感じだ。
少し肌寒い10〜11月ぐらいは、弱による作動がちょうど良いぐらいだ。
本格的な冬からは中〜強にして使用している。
袋になっているので、オフの状態でも体温の放熱だけでも結構暖かくなる。
ちなみに私はこのホット脚入れヒーターを買ってから、エアコンによる暖房を付けていない。
流石にマイナスになった所で使用してはいないが、私の場合は5℃程度の室温ではこのホット脚入れヒーターだけで過ごす事ができる。
だが良い点もあれば、悪い点もある。
以下にそれぞれまとめてみた。
良いところ
・電気代が安い
電気代は、強:約1.4円、中:約0.7円、弱:約0.1円とのことだ。
強で半日ほど使用を毎日続けたとしても、500円ほど。
中だと250円ぐらいなので、エアコンやこたつに比べれば圧倒的にお得だ。
・頭寒足熱で効率UP
下半身は暖かく上半身は寒い状態は眠気がおきにくく、作業効率が上がる。
受験勉強に使えるのも頷ける。
・体の芯が温まる
感覚的にはこたつに近い感じなので、エアコンの暖房が苦手な人はオススメ。
・水洗いができる
足をまるっと袋に入れる関係上、繰り返し使っていくとやはり汚くなると思うが、ちゃんと水洗いができるのは良い所。
悪いところ
・動けない
見てわかる通り袋型なので、その場から全く動けない。
しかも暖かくなった袋から逃れられない心理状態もダブルパンチだ。
また、袋を脱ぐにしても動作が大きくなりがちで脱ぎにくい。
・リモコンのコードが邪魔
特にオフィスチェアなどキャスターがついている場合は、コードのせいでキャスターがうまく回らなかったりする。
コードが下に回り込まないよう注意する必要がある。
・袋自体が邪魔
こちらもキャスター付き椅子の場合は、袋自体をキャスターで踏んでしまう事がある。
袋が大きめなことによる弊害だろう。
だが、そこまで大きく動く事はできないので、あまり気にする事はない。
・リモコンの操作感が軽すぎる
布の摩擦で動いてしまいそうな程リモコンの操作感が軽いので、温度が摩擦等で変わってしまう事があるかもしれない。
ただ、私が使用している中では実際に変わった事はないので悪い所とも言えないかもしれないが、勝手に電源がついてしまうのも怖いのでもう少し重め(スイッチを動きづらく)にしてほしかった。
終わりに
私はエアコンの暖房は体の芯が暖まっていないように感じるので、こちらの製品で暖まる方が好きだ。
何より、部屋毎にエアコン作動していると電気代がバカにならないので、エアコンはリビングのみ等にして、子供部屋や書斎等はぬく袋で過ごすといったやり方もアリだと思う。
家族全員が1人1台脚入れヒーターを使って、ミノムシみたいになるのも面白い光景かもしれない。
とにかく動けない事がデメリットである商品だが、受験勉強やデスクワーク等動けない事で無理やり集中を作ることもできることも確かなので、有効活用したい。
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