HomeKit対応製品(またはHomebridgeで対応させた製品)をiPhone等で操作させて快適にスマートホームを楽しんでいる人も増えてきているだろう。
しかし、自宅のWi-Fiを離れると全く操作ができなくなるじゃないか!と思う人もいるだろう。
それもそのはず、ホームハブにできるApple製品を家のWi-Fiに接続しておかなければ外出先からの操作はできないのだ。
加えてオートメーションの設定もできない。(正確にはサードパーティアプリを使えばできるが…)
結論から言うとApple TVかHomePod miniを買う必要がある。
ホームハブにできるApple製品は何があるの?
・Apple TV
第3世代以降のものがホームハブに使用できる。
第3世代は一部制限があるのでHDか4Kをおすすめする。
2022年モデルのApple TV 128GB版はThreadネットワーク対応だよ。
Thread (Wikipedia)
・HomePod (mini)
HomePodもHomePod miniもホームハブに使用できる。
・iPad
最近のiPadであれば一部制限付きでホームハブに設定できる。
が、オススメはしない。理由は後述。
ホームハブにおすすめなのは?
ホームハブに設定する製品自体の使用用途にもよるが、
テレビで動画や音楽、ゲーム等様々なエンタメを楽しみたい!というのであればApple TV一択だろう。
逆にiPhoneやiPadで動画、音楽、ゲームも全部間に合ってるしテレビ使わない!
という人はHomePod miniがおすすめだ。
値段もホームハブ対応製品の中で一番安い。
オススメできないのがiPadだ。理由は3つ。
- iPad自体を外に持ち出す可能性がある。
- 外出先からホームを操作しようとした際、最初に応答なしとなってしまうことがある。(2度目は繋がる)
- iPadOS 16から新しいホームアーキテクチャへのアップグレードをした場合ハブにできなくなった。
一つ目は持ち出す可能性が否めないiPadをハブとして使用するのはあまりに不適切であるということ。
二つ目は恐らくiPadが電力消費を抑えるためのスリープ状態となっており、復帰にワンテンポかかるのが原因だろう。
三つ目は”新しいホームアーキテクチャ”へアップグレード後はハブにできなくなる。
「ホーム」アプリを安定して利用したいならば、Apple TVかHomePodだ。
常時電源に繋がっている製品の方が基本的に安心かな。
疑問:Raspberry Piをホームハブにできないの?
Homebridge構築のためにラズパイも買って、24時間動き続けてるしこれをホームハブにできるんじゃないの?
そんなプラグインあるんでしょ?みたいな疑問も浮かぶだろう。
答えとしては、HomeKitの仕組み的に難しい。
今後HomebridgeがApple TV等のホームハブをエミュレートするようなことがあったとしても、iCloudの利用規約に違反するので提供されることはないはずだ。
ここは素直にApple製品を買おう。
ホームハブが正常に動作しない
ホームハブがうまく機能しない場合は以下を確認してみよう。
・該当製品がiCloudにサインインされていることを確認
・iCloudキーチェーンと2ファクタ認証が有効になっていることを確認
・家のWi-Fiネットワークにホームハブが接続されていることを確認
終わりに
ホームハブを設定することで外出先からの操作に加え、時間で作動、帰宅や外出で作動等のオートメーションを組むことができるようになる。
つまりホームハブがないと基本的にスマートホームは成り立たないのだ。
HomeKit製品を揃えたり、Homebridgeをせっかく構築したならばホームハブも揃えよう。
コメント
iPadOS16でも、問題なくホームハブに設定は可能です。
設定アプリ→ホーム→このiPadをホームハブとして使う
情報ありがとうございます!
確かに自分のiPad見ても項目ありました。
後ほど再確認して記事に反映させます!