今回の対象はHomebridgeでAppleの「ホーム」からNature Remoを操作している人向けだ。
Nature Remoを使って「ホーム」からライトのオンオフ等をしている時に、「ホーム」アプリ上ではオンだが、実際はライトが消えているといった問題に遭遇したことはないだろうか?
この問題は赤外線でやり取りしている関係上、操作する機器の現在状態を取得できないこと、操作対象の機器の元リモコンの電源オンオフが共通ボタン(=記事上では「Remoの電源同一機器」と呼ぶ)だったりするために起きる問題だ。
例えば、「ホーム」アプリからライトをオンにした後ライトの純正リモコンで電気を消した時等にこの不都合が起きることがある。
また、シーンでの操作やSiriに「マイルームのライトを消して」などと一斉操作をする時にホーム上での状態がオフでもとりあえずオフの信号を出す仕様のようで、このおかげで逆にライトが点いてしまう。
今回はこれらの対処法を解説する。
整合性が取れていない : ホームアプリのトグルのオンオフを最速で操作する
「ホーム」で状態表示と実際の機器の動作が異なっている場合、一番簡単なのがこの方法。
「ホーム」を開いて、Remoの電源同一機器のトグルのオンオフを最速で往復させて整合性を合わせる方法。
遅すぎたり、HomebridgeのRemoの設定次第では往復した分しっかりと反応してしまうことがあるので注意。
原始的だがこれで大体は整合性がとれる。
一括操作をしたい : ショートカットを作成する
ショートカットアプリを起動し、マイショートカットタブからすべてのショートカットを表示させた後、右上の+ボタンを押してショートカットの新規作成をする。
以下が私の作成したショートカットだ。
今回は部屋の電気を全て消す一斉操作ショートカットを作成しながら解説する。
初めに一番上の「ここの電気を消して」というのがSiriで操作できる文言となる。
これが、ホームアプリをSiriで操作する上での汎用的な文言と被らないように注意しよう。
被るとこのショートカット自体の実行がSiriからできない。
(例:ホームアプリ上の部屋名にリビングがある場合で、「リビングの電気を消して」と設定する等。)
赤枠の一番最初の部分に一斉コントロールしたいホームアプリの機器で”Remoの電源同一機器を除く“ものを追加する。
追加方法は画面下部の「Appおよびアクションを検索」から”ホーム”と入力すれば「”マイホーム”をコントロール」というのが出るのでそこから追加する。
黄枠はif文を追加する。
上記と同じく検索で「if」と入力するとif文という項目があるので選択し追加する。
入力の部分を押し、「ホームアクセサリを選択」を選択し、”Remoの電源同一機器”を一つ選ぶ。
条件の部分を押すと、「オンである」「オフである」の選択肢が出ると思うので、今回は「オンである」時を選択。
緑枠は条件が一致した時に動作する部分だ。
Remoの電源同一機器をオフにするよう設定しよう。(設定の仕方は赤枠の時と同じように)
こうすることで、Remoの電源同一機器の状態がオンの時にだけオフの操作を実行し、状態がオフの時はRemoの電源同一機器だけ何もしないようにすることができる。
終わりに
私はSiriで使うことは少なく、NFCタグで実行したりショートカット自体をホーム画面に置いたりしている。
本当は「ホーム」のシーンから操作できるのが一番望ましいが、現状の仕様では難しそうなのでこちらで今は我慢しよう。
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