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残業月200時間越えのブラックIT企業を辞めた話

健康
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今回は興味あるかわからないが、私の昔働いていた仕事の話を書こうと思う。

残業が異常に多い人にぜひ読んでいただければ嬉しい。

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どのような会社で働いていたのか?

地方の中小企業IT会社で、約3年間働いていた。
私は受託のシステム開発部に所属しており、大型案件がない時は社内でちまちまと仕事。
大型案件を取ってきた時は、大体元請けの会社に常駐して作業を行っていた。

新卒で入社してから研修期間中は簡単な仕事だったので、おおよそ定時に帰宅はできていた。
しかし次第に研修期間中もちょこちょこ終わっていないのに帰るの?的な雰囲気が上司から出るようになっていった。

仕事が終わらなければ帰れない、まぁ何となくわかる。
この時点ではITブラック企業とかネット上で誰かが騒いでるだけだろ程度に思っていたので、自分の会社がブラック企業とは思ってもいなかった。

今思えば、定時過ぎて社員の9割以上は仕事を続けているのに違和感を早く覚えるべきだった。

ブラック会社の片鱗を覗かせ始める

ある程度仕事に慣れてきた頃、次第に任される仕事量も増えていった。
明らかに今日中には終わらない仕事量なので、翌日に回そうとしようならば、上司から「終わった?え?いつ終わらせるの?」コールが飛んでくる。

だが、たまに「今日は早く帰ろう、疲れたでしょ?」みたいな飴と鞭の飴がくるので、何となく良い上司だなぁ。。もっと仕事頑張らなきゃ。みたいな考えも生まれていた。

この飴と鞭で上司にいいように手のひらで転がされてたんだなと今になって思う。

このような仕事が1年半ほど続き、2年目ぐらいにブラック企業を確信した出来事が。

ブラック企業と確信した話

国のあるシステムの大型案件を下請けとして自分の会社が仕事を受けた時。

ありえない作業量、常に迫りくる納期、作業部屋の小さな空間に詰め込まれる人々。

朝9時出勤からの18時を過ぎてからが本番、深夜3時ごろまで残業はほぼ毎日。
休日出勤ももちろん深夜越え。

残業時間は月に200時間を普通に超えていた。
それも残業代、休日出勤手当はなし。

出勤に40分ほどかかっていたので、睡眠時間は毎日3時間くらいしかなかったと思う。
毎日が睡眠不足で、遂に弊害が。
出勤時に狭い路地で車同士の離合の際に何も確認せずに勢いよくバックしたら逆追突。
この時は眠気で多分何も考えずにバックしたのだと思う。

この時やっとブラック企業と確信(かなり遅いが、実際色々感覚麻痺しているので、社畜としてこの遅さは珍しくないようだ)し、会社を辞める決心をした。

会社を辞めるときにしたこと

まずは会社を辞める意思を1ヶ月ほど前に上司に伝えた。

飲みに連れていかれ、引き止められたが、過酷な労働環境と精神面でも身体面でも健康を維持できなくなりそうで仕事を続けられないと思ったこと、次にやろうと思っている仕事が自分にとって本当にやりたいことを伝えた。
実際に次の仕事が別に自分にとってやりたい事ではなくても、そう言った方が良い。

これらを素直に伝えられることができ、すんなり辞めることができるのはまだマシな方なのだろう。

結局何を伝えたいの?

ブラック企業に所属していると上司や会社の雰囲気等による洗脳で、自分が思っている以上にブラック企業にいるという自覚がない。
口では「俺ブラック企業で働いている」と友達とかに言っていても、内心ではどこかブラックほどではない、グレー企業ぐらいかな。という会社に対して謎のフォローが入ることがある。
いわゆる社畜状態だ。

私が声を大にして言いたいことは、

まずは自分がブラック企業にいることを自覚しよう。

・月の残業時間を紙に書き出す。
・残業代や休日出勤手当が正当に支払われているか確認する。
・直近でやたらと人が辞めていないかをカウントする。
・精神論で仕事をやらせる上司等がいないか会話の際にチェックする。
・労基法がまず守られているかチェックする。

少なくとも上記の項目で自覚することができたら、自分が次に取る行動がわかってくるはずだ。
もちろん、そのまま同じ会社に所属し続けるのであれば、社畜に後戻りということは言わずもがな。

終わりに

前の会社にいた時は私の中でやはり3年は少なくとも働かないとわからない。
と思っていた節もあるので、社畜が浸透してしまった感じがある。
本当にブラック企業に所属していると自覚するのは早いほうが良い。

働き出してまだ十数年しか経っていない私の考えではあるが、社会人はその場その場で自分にとっての最適な道に進むのが一番良い。今を我慢すれば後がいい方向に動くだろうという考えが正解のことがあるのは学生までだ。
社会人でこの考え方は基本的にろくなことが起きない。

まずは社畜と自覚できている人、ブラック企業の自覚と自身の健康状態の再確認をしてみよう。

余談だが、私は現在IT関連とは全く方向が違う仕事をしている。

決してホワイト企業のように良い労働環境とは言えないが、少なくとも労基法は守り、残業代もちゃんと支給されているので前の会社に比べれば100倍良い。

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