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【Homebridge】空気清浄機のXiaomi Smart Air Purifier をHomeKit対応させる方法

HomeKit
この記事は約8分で読めます。
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またまたシャオミHomeKit対応ネタ。

今回はシャオミ製空気清浄機のSmart Air Purifier 2SをHomebridgeを使ってHomeKit対応していく。
確かこの製品はGearBestか何かで個人輸入して購入したものだ。

この製品は1世代前のもので、現在は3Hが最新モデルのようだ。
3Hは日本のAmazonでも発売されているようだ。
なお、おまけで記事最後に3HをHomeKit対応させる方法も書いている。

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セットアップとトークンの抽出

実はこの製品、以前紹介したRoborockをHomeKit対応させるものとほぼ同じ手順だ。

Xiaomi Smart Air Purifier 2Sについては、以下の記事の2番「Roborockトークンの抽出」項目までを終わらせよう。
違う点は、RoborockをAir Purifier(アプリ上で設定した空気清浄機名)に読み替える点なだけだ。

トークンの抽出が無事完了すれば次はプラグインインストールだ。

プラグイン (Homebridge Mi Airpurifier) のインストール

Homebridge管理画面から上部の「プラグイン」をクリックし、検索入力欄に「Mi Airpurifier」等と入力してHomebridge Mi Airpurifierのプラグインをインストールしよう。

このプラグインの対応機種は
・Mi Air Purifier
・Mi Air Purifier 2
・Mi Air Purifier Pro
・Mi Air Purifier 2S
となっている。
3Hに関しては私は持っていないので動作確認はできていないが、記事の最後におまけとしてHomeKit化の方法を書く。

画像はインストール済み

インストール完了後、今回は設定画面が用意されていないのでコンフィグから設定する。
管理画面上部の「コンフィグ」をクリックしてエディタを表示しよう。

今回はエディタ内の「platforms」の中に以下の内容をコピペしよう。
編集が必ず必要な箇所はipとtokenのみである。
「platforms」に他のプラグインインストールの影響で複数ある場合は、大鍵括弧毎にコンマ(,)を忘れずに入れよう。

IPアドレスが変わる可能性があるので、ルーターの設定等で空気清浄機のIPを固定しておこう。

{
            "platform": "MiAirPurifierPlatform",
            "deviceCfgs": [
                {
                    "type": "MiAirPurifier2S",
                    "ip": "空気清浄機のIPを入力",
                    "token": "取得したトークンを入力",
                    "airPurifierDisable": false,
                    "airPurifierName": "空気清浄機",
                    "silentModeSwitchDisable": true,
                    "silentModeSwitchName": "MiAirPurifier2S Silent Mode Switch",
                    "temperatureDisable": false,
                    "temperatureName": "MiAirPurifier2S Temperature",
                    "humidityDisable": false,
                    "humidityName": "湿度",
                    "buzzerSwitchDisable": true,
                    "buzzerSwitchName": "MiAirPurifier2S Buzzer Switch",
                    "ledBulbDisable": true,
                    "ledBulbName": "MiAirPurifier2S LED Switch",
                    "airQualityDisable": false,
                    "airQualityName": "空気質"
                }
            ]
}

画像で見ると以下のような感じだ。

他のプラグインの間に挟んでいる為、最後にコンマを入力している。
他のプラグインがない場合、または最後尾に追加した場合はコンマは不要である。

その他の項目は変えたいようであれば変えてみると良い。
簡単に何がどうなるかを表にした。

silentModeSwitchDisable静音モードスイッチの表示 (trueで非表示、falseで表示)
temperatureDisable温度項目の表示 (trueで非表示、falseで表示)
humidityDisable温度項目の表示 (trueで非表示、falseで表示)
buzzerSwitchDisable操作音スイッチの表示 (trueで非表示、falseで表示)
ledBulbDisable前面LED画面オンオフスイッチの表示 (trueで非表示、falseで表示)
airQualityDisable空気質項目の表示 (trueで非表示、falseで表示)

編集完了後は「保存」ボタンを押してコンフィグを保存し、管理画面の右上の電源ボタンからHomebridgeを再起動させたら完了だ。

ホームアプリ上の挙動

空気清浄機についてはHomeKit対応製品があり、ホームアプリに存在するので見栄えも良い。

電源スイッチ(上)と風量調節(下)が可能。
風量調節はモードが手動の時のみ有効だ。

チャイルドロックにも対応、フィルタの状態等も見ることができる。

コンフィグの設定次第で温度や湿度、空気質の表示も可能。

特に空気質でオートメーションを組むことができるので、空気質の表示は重要だ。

番外 : Mi Air Purifier 3HをHomeKit化させる

私がこの機種を持っていないので、実際にこの通りやって使えるかはわからないが、一応書いてみる。
もしこの機種を持っていて、使えたならばコメントにて報告してくれるととても嬉しい。

Mi Air Purifier 3をお持ちの方が試していただいたようで、
使えるとのコメントを頂いた。
ありがとうございます!

アプリのインストールとトークン抽出

ここまでは上記の「セットアップとトークン抽出」と同様の手順だ。

デバイスIDの取得

Macでの説明である。


ターミナルを起動し、ラズパイへログインしよう。
ユーザーやパスワードを変えている方は読み替えて。

$ ssh pi@raspberrypi.local

ログイン後、miioをインストールする。

$ sudo npm install -g miio

インストールが完了したら、以下のコマンドを入力し実行。

miio discover

すると同じネットワーク内のシャオミ製品が表示される。

Device IDに表示されている番号がデバイスIDだ。
製品の特定はIPアドレスから行おう。

この方法でトークンが取得できることもあるらしいが、機種等限られるらしい。

プラグイン (Homebridge Xiaomi Air Purifier3) のインストール

Homebridge管理画面から上部の「プラグイン」をクリックし、検索入力欄に「xiaomi air purifier3」等と入力してHomebridge Xiaomi Air Purifier3のプラグインをインストールしよう。

こちらも「コンフィグ」からconfig.jsonを直接いじる必要がある。

こちらはエディタ内の「accessories」の中に以下の内容をコピペしよう。
編集が必ず必要な箇所はdidとipとtokenのみである。
「accessories」に他のプラグインインストールの影響で複数ある場合は、このページ内のplatforms版で解説したようにコンマに気をつけよう。

{
            "accessory": "XiaomiAirPurifier3",
            "name": "Xiaomi Air Purifier",
            "did": "デバイスIDを入力",
            "ip": "IPアドレスを入力",
            "token": "トークンを入力",
            "pm25_breakpoints": [5, 12, 35, 55]
}

pm25_breakpointsはホームアプリ上に表示される空気質の状態表示を変える閥値だ。
ホームアプリでの空気質の状態は「非常に良い」、「良い」、「普通」、「悪い」、「非常に悪い」の5つで区分される。
上の例だと以下のようになる。

単位 : μg/㎥状態
〜5非常に良い
6〜12良い
13〜35普通
36〜55悪い
56〜非常に悪い

編集が完了したら、「保存」ボタンを押して、管理画面の右上の電源ボタンからHomebridgeの再起動を行なえば完了だ。

ホームアプリ上に空気清浄機が表示されているはずだ。

終わりに

空気清浄機が「ホーム」アプリに対応することでより一層スマートホームっぽくなる。
私は単純だが、家に近づくと同時に空気清浄機をONにし、家から離れると空気清浄機をオフにするよう設定している。

また、窓に開閉センサーもつけているので、窓を開けると空気清浄機が止まるようオートメーションを組んでいる。

なんとなくスマートホーム化が自分の中で進んでいてかなり楽しい感じだ。

コメント

  1. Megalith より:

    Mi Air Purifier 3の方だと思うんですがHomeKitで動作しました。tokenの取得方法が助かりました。Xiaomiの製品は加湿器を買う予定です。

    • おたくりんご おたくりんご より:

      動作したようで良かったです。
      トークンの取得が若干ややこしいですからね。。

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