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ahamo, povo, LINEMO, 楽天の電波エリアと今後の展望を比較

インターネット
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ドコモ、au (KDDI)、ソフトバンク、楽天のMNO各社の格安プランが出揃い、基本的に料金は各社横並びとなった。
そんな中、料金以外での選択として次に重要なのは電波が入る通信可能エリアだろう。
繋がらなければ携帯電話として意味を成さない。

今回はそれぞれの電波エリアの比較や展望、他サービスもついでに比較してみようと思う。
また私視点ではどこにするかも書くが、あくまで個人的な意見なので参考程度に。
格安プラン選びに迷っている人の参考になれば幸いだ。

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各社の電波(通信可能)エリア

各社4G, 5Gに対応。
4Gのみで見ると、ahamo, povo, LINEMOの通信エリアは各社が提供しているエリアマップを見る限りそこまで大差はない。
ただ、実際にエリアに行って利用できるかは別問題だ。

田舎に住んでいる私としてはドコモとauが基本どこでも繋がる印象だが、逆にドコモが入らないようなスポットはauやソフトバンクが入るというイメージ。
各社プラチナバンドを持っており、昔とは違うのだろうがどうしてもスポット的に電波の入る入らないがあるだろう。
基本的には滞在時間の長い、自宅と勤務先をメインに各社の電波の入り方を比べてみるのが良いと思う。

以下からは各社のエリアの確認リンクと5Gの展望をざっくり書いた。

ahamo (docomo)

ahamoの電波エリアは以下から確認できる。

今後の5Gエリアは現在の4G周波数転用も行うが、基本的に新たに基地局を増やす方針のようだ。
というのも周波数転用の場合速度が出ない点を懸念、また基地局の仕組みがau,SoftBankと違い、転用しにくいようだ。

ただ、5G用周波数が衛星通信と干渉し辛い周波数も割り当てられているのもドコモの強みのようで、他社はそのような周波数が割り当てられていない。
また、4G用、5G用の基地局を分けるので5Gの恩恵をきちんと受けられるメリットもあるだろう。

povo (au)

povoの電波エリアは以下から確認できる。

auの5Gエリアは4Gで使用している周波数の転用も行い進めていくようだ。
基地局のアップデートで転用が行える所もあるようで、5G対応へのスピード感はdocomoに比べて早そうだ。
ただ、5Gと4Gが同じ周波数に混在する為、5Gの恩恵を完全に受けることができないのではという懸念もある。

将来的に4G利用者が少なくなれば、問題はなくなるだろうがまだまだ4Gが主流の現在はどう考えるか悩みどころである。

LINEMO (SoftBank)

LINEMOの電波エリアは以下から確認できる。

SoftBankの5Gエリアもauと同じように、4Gで使用している周波数の転用も行い進めていき、5Gエリアを拡大させる予定だ。

Rakuten UN-LIMIT VI (Rakuten)

Rakuten UN-LIMIT VIの電波エリアは以下から確認できる。

新しいキャリアということもあり、4Gエリアについてもまだまだ発展途上である。
一応、au電波を掴むことで補完はできているが、au電波内では5GBの容量制限があり、楽天モバイルの特徴の容量無制限の恩恵を受けることができない。

電波割り当ても他社に比べて不利で、4G用の電波割り当ても今は1つの周波数帯のみ、auやソフトバンクのように転用する場合でも1つの周波数帯のみで4G,5Gの供用を行う必要があり、速度低下等様々な懸念が出てくる。

その為、基本的に5Gはドコモと同じように基地局を新たに設置する方向のようだ。

現在のところ繋がるという点ではauの電波が入るとはいえ、今後純粋に電波のカバーを増やしても楽天モバイルはプラチナバンドの割り当てがない為、建物内等しっかり繋がってくれるのかが不安だ。

Apple信者目線では

イチApple好きの考え

iPhone

楽天を含め、4社全てがiPhoneに対応したのでiPhoneユーザーとしては基本的にどのキャリアでもよくなった。

ただ、私のように純正アプリを使いたい教の人は楽天のアプリを使った電話はあまり好きではないので、楽天はメイン回線では除外といった感じだ。

Apple Watch

私はApple WatchはGPSモデルなので今は関係ないが、もし格安プランでApple Watchのセルラーモデルが数百円程度で利用できるならば、そのキャリアに乗り換える可能性が大いにある。

現在はpovoのみ、auでウォッチナンバーを契約し、povoに乗り換えた場合にのみ使えるようだ。

ウォッチナンバーとはiPhoneの番号とは別に、Watch単体に電話番号が付与されるもの。
個人的には同じ番号が使えるナンバーシェアに対応してほしかった。

かんたんにサービスを比較

表で比較

各社のデータ容量、通話オプション等のサービス比較を簡単に見てみよう。
表の中の金額は全て税抜。

ahamopovo 2.0LINEMOUN-LIMIT VI
月額20GB : 2,700円基本0円
∞/24H : 300円
1GB/7D : 355円
3GB/30D : 900円
20GB/30D : 2,455円
60GB/90D : 5,900円
150GB/180D : 11,800円
3GB : 900円
20GB : 2,480円
〜1GB : 0円
〜3GB : 980円
〜20GB : 1,980円
20GB〜 : 2,980円
データ容量20GB使い放題/1日
1GB/7日
3GB/30日
20GB/30日
60GB/90日
150GB/180日
3GB
20GB
無制限
通話かけ放題0円/1回5分
1,000円/無制限
500円/1回5分
1500円/無制限
500円/1回5分
1,500円/無制限
Rakuten Linkで無制限かけ放題
1,000円/無制限(OS標準ダイヤラ)
eSIM対応対応対応対応

その他の特徴

ahamo

海外82カ国でも20GBのデータ容量内で共有可能。
海外に行く人は魅力的。

2021/3/1発表で、月額が税抜で2,700円となり、280円の値下げが行われた。
また、dカード契約者がデータ容量+1GBアップdカードGOLD契約者がデータ容量+5GBアップする。
dカードGOLDは10%還元が受けられるようで、毎月300Pほど支払いでポイントがつくようになる。

しっかり20GB使うことが多く、dカード所持者はahamoがオススメだ。
また、通話かけ放題が1,000円と他社より安いので電話をよく使う人もahamoが良さそうだ。

povo

povo 2.0が発表され、これまでと大きく異なる体系になった。

基本0円からでデータ容量を買って使う方式となった。
60GB/90日のデータ容量を買うと、20GBあたり税抜で1960円少しなので、20GBを1ヶ月に使うとしたら4社の中で最安となる。

その他のトッピングも旧povoから残っているので、使い方に応じてデータを買えるという点で自由度が高い。

毎月の使用方法によって無駄のない運用ができそうだ。

旧povoはデータ容量超過後は1Mbpsだったが、2.0では128kbpsとなっている。
旧povoユーザーが2.0に変更する場合はよく考えた方が良いかもしれない。

ウォッチナンバーが使用可能なので、Apple Watchがpovoで使えるが、事前にauで申し込んだ後にpovoに移行する必要がある。
また、携帯とは別の電話番号となるのでちょっと惜しい。

LINEMO

3GB900円のプランが新たに登場し、ライトユーザーには良い通信品質でかなり安く抑えることができるプランとなっている。
ただ、povo 2.0にも3GB900円で対抗されているので、LINEヘビーユーザーでない限りはどちらか好きな方を選ぶといった感じになるだろう。

LINEに限り、トークや通話は容量カウントなし。
基本的にテキスト、音声通話はほとんど気にしない通信量なのであまり意味はないと思っている。
LINEで動画や画像を大量に送ったり、ビデオ通話をかなり行う人は良いかもしれない。
また、LINEスタンプが使い放題になる。

UN-LIMIT VI

1GB未満は0円の破格。
契約するだけでアプリ利用の無制限無料電話が可能なので、電話専用のサブキャリアとするのが今のところ有用か。
だが、0simの辿った道が心配である。
また、通信料に応じて段階的に金額が変わるのもライトユーザーからヘビーユーザーまで使いやすそう。

海外でのデータ通信2GBまで無料。
海外向けSMSもアプリ利用で無料。→iPhoneの場合有料の場合あり
国際電話が980円でかけ放題。
4社の中で唯一特別契約なしのアプリ利用で国内通話が無料。

だが、発信はアプリ利用のためiPhoneの場合、CarPlayやApple Watchでかけることができない。
着信時も携帯からの着信はアプリ経由で着信する為、Apple Watchでの通話ができない等、純正ダイヤラーを使えない欠点がある。

(→アプリの仕様変更により、着信時は純正アプリで着信するようになるが、それ以上に改悪された点も多い。)
これらの欠点を補える、10分かけ放題プランも月額1,000円で登場したが、それを契約すると楽天のメリットがなくなる気はする。

ちなみに一度契約していた回線を解約した後に、再度別回線として契約した場合でも、一回線目であれば1GB未満0円の恩恵は受けられる。
楽天としてはなんとしてでもユーザー数を残したいのだろう。

1年無料キャンペーンが終了し、現在は3ヶ月無料キャンペーンとなっている。

MVNOはどうなる?

格安SIMと呼ばれていたMVNO(IIJmio、mineo等々)はどうなるのか?

実はこちらも大手3社からMVNO各社に対しての接続料が値下げされるようで、その影響から一部MVNO事業者のプランも値段がMNO(ドコモ、au、SoftBank、楽天)の格安プランを上回る値下げが始まっている。

しかもプレフィックス番号自動付与サービスも提供されたので、通話の際にわざわざ専用アプリを使って電話をする必要が無くなってきている

プレフィックス番号とは、電話番号の先頭に決められた番号を付けて発信することで、通話料の割引等を受けられるようにするもの。

使い勝手がMNOと似たような感じになるので、これからMVNOを選択するとすれば、
昼間と夕方の通信混雑時間帯に快適な速度が出るか
料金を極限まで抑えたい
店舗でサービスを受けたい(店舗があるMVNOなら)

と言った感じだろうか。

個人的に注目しているのは、日本通信の「合理的20GBプラン」だ。
正直、混雑時間帯の品質が安定するのであれば、すぐに乗り換えて良いくらいだ。

おたくりんごはどれにするの?

楽天モバイルはiPhoneが公式対応したものの、電話で純正アプリが使えない(正しくは使えるが無料にならない)点で除外。
ただ、1GB未満無料が続くのであれば、Androidサブ機、またはeSIMで副回線として電話専用機として契約するかもしれない。

LINEMOはLINEをそこまで多用しないのと、昔の、SoftBankは電波が入らないという経験が妙に頭に残ってしまっているという点、たまにキャンプとかで山地も行くので除外。

ahamoかpovoに絞られるわけだが、現在のところはahamoを契約する気持ちではある。
電話をすることはあるのだが、そこまでしない微妙なユーザーなので5分かけ放題が必要なのかかなり微妙なラインなのでかなり迷っている。
povoのトッピング制もかなり魅力的だ。

MNP手数料も無料となるようなので、使用状況に応じてahamoやpovoを行き来することになるかもしれない。
先ほど述べたようにApple Watch対応があればそのキャリアに固定すると言った感じに私はなると思う。

結局・・・

ahamoを契約し、iPhone 11を同時購入。
ついでにeSIMでサブ回線として楽天モバイルを契約した。
追々契約までに手こずった点、使い勝手等を記事にしようと思うが、現在のところとても快適だ。

終わりに

4社大体足並みが揃ってきたと思ったら、povoが新しい体系を発表し、まだひと騒ぎ起きそうな予感がしている各社の格安プラン。

まだまだ悩みが尽きそうにない。

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