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TOTO便器洗浄ユニット(TCA321)で小流し非対応タンクを強制的に対応させる

ライフハック
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今回はかなりコアな記事になってしまうのはご了承頂きたい。

最近家の古いウォシュレットが不調のため、新しいTOTOの「ウォシュレットS2A」という機種に買い替えた。

※上記楽天のリンクはTCF6553AMという密結形便器用(右側面レバー)タンク向きの便器洗浄ユニットが付属したウォシュレットだ。詳細はこちら

S2Aはウォシュレットの基本機能+乾燥機能、ノズルきれいや便器にミストを吹きかけ汚れをつきにくくする機能等々いろんな先進機能が追加されている。

そんな中、このS2AというAがついた型番にはリモコンからボタンで便器の洗浄に対応したモデルでこれを使いたい思いがあった。

ウォシュレットS2Aについているリモコン。
流すボタンは初期状態では付いておらず、便器洗浄ユニットに同梱されている。

ということで色々と調べてみた。

この記事でわかること
  • 小流しができないタンクを小流し対応に無理やり変える方法
  • 便器洗浄ユニットの区別方法
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使っているタンク、便器の型番を確認

タンクの表面や便器の横などを覗いてみると型が書いていることがわかる。

家のタンクはTOTOの「S517BR」で便器はC420というものだった。
これをメモしておこう。

便器洗浄ユニットの対応タンクを確認する

便器洗浄ユニット=リモコンのボタンおよび自動洗浄(自動洗浄は対応するウォシュレットが必要)するために流すレバーを自動で動かしてくれる装置のこと。

以下のPDFでタンクと対応の便器洗浄ユニットを確認する。

https://qa.toto.jp/togo/qa/qadoc/016/Q1803_20170726_144754_A001.pdf

便器洗浄ユニットは3つあり、それぞれ

TCA320「4.8L洗浄便器用」
ピュアレスト等比較的新しめのより少ない水で流すタンク製品。

TCA321「密結形便器用(右側面レバー)」
TCA322「密結形便器用(前面左レバー)」

古めのタンク等の汎用型でレバー位置によって型が違うもの。
TOTO以外のタンクでも取り付けられることもあるようだ。

となっている。

今回私のS517は密結形便器用(右側面レバー)で、4.8LタンクでもないのでTCA321となる。

便器洗浄ユニットを買う

というわけでS517BRに対応した便器洗浄ユニットTCA321を購入した。

ちなみにそもそもウォシュレット購入時、便器洗浄ユニットがセットで販売されているものがある。
現在の最新S2の場合は型番が「TCF6553AK」「TCF6553AM」「TCF6553AF
がそうだ。

この場合、AKはTCA320が付属、AMはTCA321が付属、AFはTCA322がそれぞれウォシュレットに付属しているのでそもそも便器洗浄ユニットを買う必要がない。

私の場合は便器洗浄ユニットが付属していないウォシュレット単品のものを購入したので洗浄ユニットは今回別で購入した。

発覚する問題

上記のPDFにはC420便器には以下のような記述がある。

C420の場合一部大/小切り替えのタンクがありますが、便器洗浄付タイプ取り付け後は大洗浄のみとなります。

その通り、元々ついているレバーは手前方向にしか回らず、大流しにしか対応していないのである。

もちろん大流しだけでいいのであれば、通常の手順で説明書通りにつければ何ら問題はなく取り付けることができる。
だが、そうするとそもそも小流しができない。
節水も兼ねて私的には小流しもできるようにしたいという欲望があった。

小流し非対応タンクを対応させるための方法を考えてみる

まずはTCA321の説明書を見てみよう。

TCA321の説明書の施工タイプを見てみると、S517系のタンクはタイプ「G」となっており、タイプGはやはり大流しのみにしか対応できないようだ。

だが、説明書内でふと目に入ったタイプ「H」は小側(奥側)にレバーを4秒ホールドで小流しに対応できるもよう。

タイプ「G」「H」「I」のタンクのイラストを見る限り構造が似ていることからワンチャン小流し対応できるのではと思ったので、今回タイプ「H」でチャレンジしてみることにした。

小流し非対応タンクを強制的に対応させる方法

まずは単純に説明書通りにタイプ「H」の手順通りに部品を組み立てていき、タンクにストッパーAを取り付けて固定するまで進める。(説明書のタイプH、施工手順3の7番のストッパーA取り付け部分まで)

この時ハンドルはまだ取り付けないようにすること。
ストッパーにハンドルをはめ込んでしまうと取れなくなり、もしうまくいかなかった場合に通常タイプに戻す場合に戻せなくなってしまう。

この時点で便器洗浄ユニットの線をウォシュレットに繋ぎ、リモコンで大流しボタンと小流しボタンをそれぞれ押してみて手前(大側)と奥側(小側)に回るかを確認する。

おたくりんご
おたくりんご

大前提としてウォシュレットの型番にA(リモコン洗浄付き機種)がついた機種でないとそもそも線を繋ぐことができないよ。

うまく回れば、説明書内の施工手順5の便器洗浄モードの設定をタイプ「H」で設定する。

設定完了後、もう一度小流しボタンを押して、レバーが奥側で4秒間ホールドされるか確認する。

説明書内の施工手順5の5番部分、INAXタンク等の大小洗浄が逆の場合で試したい場合は、電子音3回と表示部3回点滅のモードにすると洗浄も逆になる。

次に玉鎖をクリップに繋ぐが、小流しボタンを押した時に玉鎖が引っ張られてタンク内のフラッパー弁(黒いフタ)が半開きになる程度に玉鎖の位置を調整する。

玉鎖とクリップの位置をひたすら1玉単位で調整する。

確認の際はタンクに水を補充して実際に水を流しながらやろう。
(水が空の状態で、フラッパー弁の状態だけで作業を進めても実際水を流した時にうまく流れなかったり、小側でも全て水が流れきったりしてしまう可能性があるためだ。)

何度も玉鎖の位置を調整することになると思うが、うまくいくとちょうどいい具合に水も流れて、水量も全て使い切らないまさに「小流し」的な位置があるはずだ。

そこにうまく繋ぐことができたら、「大流し」も試してみて、そちらはタンク内の全ての水が流れることを確認したらOK。

終わりに

私の考えでは元々大流ししかできないタンクでも、レバーを中途半端な位置で止めてホールドし、戻すと水が止まるタイプはこのやり方が使えると思う。

おたくりんご
おたくりんご

あくまで自己責任でね。

ただしタンクの構造等でそもそも便器洗浄ユニットが付かない場合があるのでそこは要確認だ。
恐らくタイプ「G」と「I」に適合するタンクはいけると思う。

これでそもそも大流ししかできなかったタンクに小流しも追加できて大満足という結果となった!

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